ハンガリーからウクライナへ2012年09月24日 21:29

ウクライナはビザなしで入国できる。ハンガリーからウクライナの国境駅のチョープ(Chop)駅へ行き、スロバキアに抜ける旅行をした。この区間は1日に6往復の列車が走っている。
ハンガリーとスロバキアは標準軌間だが、ウクライナは広軌(ブロードゲージ)だ。

■2010年9月15日
R 6214列車
ザホニー駅(11:38)→チョープ駅(12:55)
 ※ウクライナは東ヨーロッパ時間なので、実際の乗車時間は17分。

ザホニー駅へはデブレツェン駅から向かった。駅前にはトラムが乗り入れている。デブレツェンはハンガリーで第2の都市。落ち着いた感じのよい町だった。

プラットホーム側から見た駅舎。駅構内は広い。

モスクワからブダペスト東駅(そこから一部はベオグラード駅・テッサロニキ駅まで)へ行く15列車(ティサ号)が到着。

前3両はハンガリーのローカル客車(ザホニー駅からか)だが、その後ろはロシアとウクライナの客車が連結。

後ろはウクライナ鉄道の客車(たぶん寝台車)だ。

ブダペスト西駅からザホニー駅行きのローカル列車が到着。

ハンガリーの国境駅のザホニー駅に到着。

ザホニー駅の駅舎。改築したようできれい。町は小さいようだ。

ザホニー駅のチケット売り場。それほど乗客がいないのに立派だ。

駅舎の列車案内盤。ハンガリー語、英語の他にロシア語もある。チョープ駅行きは上から3番目。

ウクライナの国境駅のチョープ駅までは1駅。この区間は非電化。たった1両の客車をハンガリー国鉄のディーゼル機関車が牽引する。駅員さんが列車の運転士に書類を手渡している。

客車の行き先表示板(サボ)。

ハンガリーの出国係官。客車に乗る時に大きな携帯の装置でパスポートをチェックする。普通は国境の係官は厳しいが、ここは地方のためかかなり友好的。日本人なので珍しがられた。

列車が出発。出発合図をした女性の駅員さんが手を振ってくれた。

仕事が終わり、関係者が引き上げる。

ザホニー駅も構内が広い。

ザホニー駅構内のはずれ。間もなく交流25,000ボルトの架線はなくなる。列車はゆっくり進む。

左(進行方向右)から広軌のレールが合流。ザホニー駅の隣に貨物の施設があり、そこにつながっているようだ。ただし少し錆びていた。

ちょっと進むと国境の鉄橋になる。奥に合流地点が見える。

国境の鉄橋を渡りウクライナへ入る。橋のたもとに迷彩服を着た国境警備の人間が見える。

更に進むと広軌が左(進行方向右)に分かれる。もう使われていない国境警備の施設が物々しい。

どうやら列車の行き違い設備のようだ。

左側にあった広軌が交差。

踏切を通過。東ヨーロッパは有人踏切が多い。

間もなくチョープ駅の構内に。右(進行方向左)からスロバキアからの標準軌間が近づいて来た。

プラットホームの直前で広軌と合流。広軌は少し錆びていた。

チョープ駅の駅舎を通り越して停車する。

ようやく到着。大きな荷物を持った人が多い。入国審査に向かう。

ウクライナの入国審査の行列。ウクライナが「クレーン」と聞こえて戸惑った。

標準軌間のハンガリーの客車。この1番線のみ標準軌間と広軌のデュアルゲージ。
ウクライナの国境駅のチョープ駅の駅舎。少し歩いたが、町は小さい。

駅舎の時刻表。乗って来た列車は下から2番目。到着時刻と折り返し列車の出発時刻を表示。

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