ドイツからフランスへ その12012年11月17日 22:25

ドイツとフランスを結ぶ旅客用の線路はいくつかあるが、ドイツのケールとフランスのストラスブール、ドイツのザールブリュッケンとフランスのフォルバック(Forbach)が幹線だ。
ドイツ鉄道(DB)の電化方式は交流15,000ボルト、フランス国鉄(SNCF)の電化方式は交流25,000ボルト(直流1,500ボルトもあるが)。したがって両国の電気機関車は直通できず、国境区間は複数電圧対応の電気機関車が必要だ。

■2003年7月20日
RE 18324列車
オッフェンブルク駅(16:39)→ストラスブール駅(17:05)

オッフェンブルク駅で発車を待つフランス国鉄のディーゼル動車(DMU)。たった1両とは意外だった。ディーゼル動車は電圧の違いは問題にしない。

オッフェンブルク駅はスイスのバーゼルとドイツのマンハイムやフランクフルトを結ぶ幹線上にある。そのため、ICEが頻繁に通る。これは電車タイプのICE3だ。

ディーゼル動車の運転席の扉は開いていて、よく見えた。オッフェンブルク駅から北上し、隣のアッペンバイラー駅で幹線と別れ、西に進む。

ケール駅ですれ違ったオルテナウ鉄道のディーゼル動車。こちらは2両。同じくオッフェンブルク駅とストラスブール駅を結ぶ。ピンボケですいません。
ケール駅を通過するとライン川でここが国境であり、電圧の切り替え地点でもある(ディーゼル動車には関係ないが)。ライン川を越えるとストラスブール駅は間もなくだ。

2009年10月12日にオッフェンブルク駅で撮影したオルテナウ鉄道のディーゼル動車。

ストラスブール駅に到着。

ローカル列車の他にドイツとフランス(パリ)を結ぶ長距離列車が設定されている。この列車は遅れのモーツァルト号(EC64)のようだ(本来なら乗ってきた列車に先行)。ドイツの複数電圧対応の181型機関車はここまで。この機関車はルクセンブルク号と命名されている。

ストラスブール駅の堂々とした駅舎。TGVの乗り入れを機に駅舎はガラスで覆われ、この姿は現在では見ることができない。7月21日撮影。

ストラスブール駅のプラットホーム。7月21日撮影。

前日に見たルクセンブルク号に再会。撮影時間からこの列車はドイツのシュツットガルトからフランスのリヨンに向かうEC166と思われる。7月21日撮影。

ドイツとフランスを直通する列車はドイツのカールスルーエ駅で181型に交換される。カールスルーエ中央駅で待機するルクセンブルク号。2009年10月12日撮影。

同じくカールスルーエ駅で待機する181型機関車。この機関車は新製時の塗装がのままだ。2009年10月12日撮影。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://tachibana.asablo.jp/blog/2012/11/17/6636480/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。