モスクワの駅 その4 (クールスキー駅)2013年01月24日 10:17

次はモスクワ・クールスキー駅です。市の中心部から東に位置します。1896年の開業。この駅はモスクワの主要9駅で唯一の通り抜け型の駅だ。そのため、モスクワを経由する長距離列車はクールスキー駅に発着する。最寄りの地下鉄駅は5号線(環状線)のクールスカヤ駅。

■2011年7月8日に撮影

モスクワ・クールスキー駅の駅舎。他の駅はクラシックだが、この駅は近代的。空港ビルを連想する。

こちらはクールスキー駅の隣にある(つながっている)地下鉄のクールスカヤ駅の駅舎。

この駅を訪問したのは11時過ぎで、プラットホームには機関車のない列車があった。少し前に到着した夜行列車だろうか。

定刻(11:08)から数分遅れで、ChS2K型に牽引されたウクライナのシンフェロポリ(Simferopol)からの68列車「クリム(Krym)」が到着。

客車はウクライナ鉄道の所属。国旗と同じ青と黄色で塗装され、キリル文字で「Krym」。ウクライナ発着の列車はモスクワ・キエフスキー駅だと思っていたので意外だった。この列車以外にもウクライナ発着の列車が結構ある。

サンクトペテルブルク発・ニジニ・ノヴゴロド着の175/176列車「サプサン」が到着。
ニジニ・ノヴゴロド方面は交流25,000ボルト電化のため、「サプサン」の一部の電車は直流3,000ボルトと交流25,000ボルトの両方に対応している。7月10日撮影。

別のプラットホームには姉妹列車の173/174列車「サプサン」が停車。

レニングラーツキー駅ではなくクールスキー駅へ行く「サプサン」は、レニングラーツキー駅の手前から近郊列車用の線路に移り、クールスキー駅に向かう。近郊列車線のカランチェフスカヤ駅(レニングラーツキー駅の近く)を通過。左端は宿泊したホテル(ヒルトン)。7月10日撮影。

ホテルから見た近郊列車線を行く175/176列車「サプサン」。右奥にレニングラーツキー駅が見える。7月7日撮影。