渡り鳥ライン ― 2012年09月06日 11:12
デンマークの首都コペンハーゲンとドイツのハンブルクを結ぶ鉄道は渡り鳥ラインと呼ばれている。デンマークのロービュ(Rødby)駅とドイツのプットガルテン駅の間はフェリーで航送される。非電化区間があるため、車両はディーゼル車(DMU)
。デンマーク国鉄はEC、ドイツ鉄道はICEとして運転している。
■2008年12月13日
EC 36列車
コペンハーゲン中央駅(11:42)→ハンブルク中央駅(17:37)
。デンマーク国鉄はEC、ドイツ鉄道はICEとして運転している。
■2008年12月13日
EC 36列車
コペンハーゲン中央駅(11:42)→ハンブルク中央駅(17:37)
朝のコペンハーゲン中央駅の駅舎。
駅舎の反対側。プラットホームには2階建て客車を牽引するME型ディーゼル機関車。
クリスマス前で、駅のコンコースは華やかだった。
カメラを持った人が多くいると思ったら、蒸気機関車の列車が入って来た。クリスマス前で、デッキにはモミの木?が飾られていた。
列車が発車。プラットホームのディスプレイには「10.14 DSB Museumstog」とあった。
シリンダーから吐き出した蒸気が列車にかかる。この保存機関車(908号)は1908年の製造。
列車が入線。デンマーク国鉄(DSB)の3両編成のディーゼル車のMF型(通称IC3)が2つ連結した6両の列車だった。
IC3型の運転席。2005年7月11日、ハンブルク中央駅で撮影。
ネストベズ(Naestved)駅で停車。他の国とは違った駅の作りだ。
左手に大きな橋が見えてきた。間もなく左にカーブして、この橋を渡る。
橋は鉄道と自動車の併用橋だ。
デンマークの国境駅のロービュ(Rødby)駅に到着。
下車する乗客のため停車。列車の先にフェリーが見える。
しばらくすると列車はゆっくり動き出し、フェリーに乗り込む。
列車が止まるとドアが開き、乗客は外に出ることができる。甲板は列車とドラックが同居している。
乗客は階段で上にあるラウンジへ移動。免税店もある。
ソーセージとビールで一服。
すれちがった同じ型のフェリー。フェリーは30分おきの運航。
国境の海峡をフェリーは45分で渡る。プットガルテンの港に到着。
フェリーが港に着くと、トラックとともに列車は動き出す。
ドイツの国境駅のプットガルテン駅に停車。
プットガルテン駅の駅名板。
ドイツ鉄道のローカル列車が到着。
リューベック中央駅。明日の時刻改正からハンブルク中央駅まで電化される。そのため、記念のイベントがあったようだ。
プラットホームの反対側には古い車両が展示されていた。もうすぐハンブルク中央駅だ。
列車の座席。
ハンブルク中央駅に到着。
ハンブルク中央駅もイルミネーションがきれいだ。
ハンブルク中央駅の駅舎。プラットホームはこの下になる。2005年7月11日撮影。
ベルリン中央駅からICEが到着。ここで列車は2つに分かれ、1つはコペンハーゲンに向かう。手前はデンマークのオーフス駅に向かい、奥が渡り鳥ラインでコペンハーゲンへ行く。
コペンハーゲン中央駅に行くドイツ鉄道(DB)のICE(車両の形式はICE-TD)にはデンマーク国鉄(DSB)のマークが。
間もなく出発だ。この列車は4両編成のディーゼル車(DMU)だ。
この日は土曜日で、中央駅の近くの道路ではクリスマスのマーケットが開かれていた。
週末で大混雑。イルミネーションが見事だ。
屋台もたくさんあり、温かい飲み物を提供。
12月14日に電化されたリューベック中央駅。143型の電気機関車が牽引するようになった。
以前は218型などのディーゼル機関車が牽引していた。2005年7月11日、リューベック中央駅で撮影。
電化に合わせてリューベック中央駅の駅舎もきれいになった。
駅から旧市街に向かう道にあるホルステン門。以前は改装中だった。
オランダからドイツへ ― 2012年09月05日 17:08
オランダからドイツへ行くルートはいくつかある。オランダの電化方式は直流1,500ボルト、ドイツの電化方式は交流15,000ボルトなので、国境駅で電気機関車の交換が必要だ。
■2005年7月10日
IC 145列車
アムステルダム中央駅(15:13)→ベルリン東駅(21:29)
※実際はオスナブリュック中央駅まで乗車。
■2005年7月10日
IC 145列車
アムステルダム中央駅(15:13)→ベルリン東駅(21:29)
※実際はオスナブリュック中央駅まで乗車。
アムステルダム中央駅の駅前にはトラムの停車場がある。
アムステルダム中央駅はドームが3つある大きな駅だ。停まっているのはドイツ鉄道(DB)の複数電源対応のICE3M。
アムステルダム中央駅の構内。多くの列車を捌くために、1つのプラットホームを前後で使用する。そのため、ホームの途中に渡り線がある。
列車を牽引するオランダ鉄道(NS)の電気機関車。後ろは2階建て電車(EMU)。
客車はドイツ鉄道の所属だ。
ドイツの国境駅のバード・ベンハイム駅に到着。オランダの電気機関車はここまで。
隣のプラットホームにはドイツ鉄道のローカル用の電車(EMU)。
架線の電源が切り換わり、ドイツ鉄道の機関車が増結客車とともに入線して来た。
連結が終わり、出発準備が完了。
終着駅に向かって快走。
オスナブリュック中央駅で下車。隣のプラットホームにはローカル鉄道会社(NWB)の列車。
オスナブリュック中央駅は2層構造になっていた。到着したのは下のプラットホームだが、ハンブルク方面は上のホームに行く。危うく乗り遅れるところだった。
ベルリン・ワルシャワ特急(BWE) その2 ― 2012年08月28日 10:38
■2008年6月12日
EC 44列車
ワルシャワ東駅(11:13)→ベルリン中央駅(17:26)
※実際はフランクフルト・オーダー駅(16:13着)まで。
今回はバルト3国からの帰りに乗車した。
EC 44列車
ワルシャワ東駅(11:13)→ベルリン中央駅(17:26)
※実際はフランクフルト・オーダー駅(16:13着)まで。
今回はバルト3国からの帰りに乗車した。
ワルシャワ中央駅の前にそびえるスターリン様式の文化科学宮殿。本家モスクwには多くの似た建物がある。
文化科学宮殿から見たワルシャワ中央駅。プラットホームは地下にあり、地上には切符売り場などがある。2006年6月25日撮影。
ワルシャワ中央駅の外観。駅前をトラムが走っている。2006年6月25日撮影。
西行きの列車の始発(終着)駅のワルシャワ東駅の外観。
ワルシャワ東駅の構内は広い。出発を待つローカル列車。
出発を待つ列車。先頭の客車は自転車持ち込みが可能だ。
ヨーロッパでは自転車持ち込み可能な列車は多いが、ECは珍しい。
乗降ドアにあった列車表示板。
途中ですれ違ったローカル列車(電車)。最後部から。ポーランドは日本と違い右側通行。
ポーランドの実質的な国境駅のジェピン(Rzepin)駅に到着。
ポーランドの電気機関車はここまで。
代わってドイツ鉄道の2電源対応の180型機関車が入線。この機関車はチェコの
シュコダ(Škoda)製で、チェコ鉄道の371・372型機関車と同じ。以前はこのドイツの180型機関車がこの区間を担当していたが、2004年12月からチェコ鉄道の371型になった。それがまた180型に戻った。
シュコダ(Škoda)製で、チェコ鉄道の371・372型機関車と同じ。以前はこのドイツの180型機関車がこの区間を担当していたが、2004年12月からチェコ鉄道の371型になった。それがまた180型に戻った。
ポーランドの本当の国境駅のスウビツェ(Słubice)駅を通過。この先のオーデル川が国境だ。ドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅との間に数本のローカル列車が走っている(ポーランドのディーゼル機関車が牽引)。
フランクフルト・オーダー駅に到着。ここで下車した。
終着のベルリン中央駅まで1時間ちょっとだ。
フランクフルト・オーダー駅の外観。なぜか駅名がない。
下りのモスクワ特急(247列車)が発車。前の青い客車はベラルーシ鉄道の所属でミンスク駅まで、赤と青の客車はロシア鉄道の所属でモスクワ行き(サンクトペテルブルグ行きも)。ポーランドのディーゼル機関車がジェピン(Rzepin)駅まで牽引。
ワルシャワ行きの姉妹列車が到着。同じドイツ鉄道の180型電気機関車だが、古い塗装だ。
向こうのプラットホームを143型電気機関車のファーストナンバーが通過。あわてて写真を撮る。東ドイツの機関車で数多く作られ、旧東ドイツ地域だけでなく、旧西ドイツ地域でも見かける人気者。
この機関車はドイツ鉄道ではなく、貨物輸送会社の所属。塗装もドイツ鉄道とは少し違う。
ベルリン・ワルシャワ特急(BWE) その1 ― 2012年08月24日 11:45
ドイツの首都ベルリンとポーランドの首都ワルシャワを結ぶ特急が3往復設定されている。客車はポーランド国鉄の所有で、白地に青のストライプ。ストライプの中に「BERLIN WARSZAWA EXPRESS」が表示されている。
ベルリンの始発(終着)駅はツォー(動物園)駅だったが、2006年5月の中央駅開業にともない、中央駅(地上)になった。ワルシャワの始発駅はワルシャワ中央駅がスルー(通過)方式の駅のため、ワルシャワ東駅だ。
ドイツとポーランドは電化方式が異なる(ドイツは交流15,000ボルト、ポーランドは直流3,000ボルト)。電化方式が変わるのはドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅から少しポーランド寄りのオーデル川の左岸。ポーランドの実質的な国境駅はジェピン(Rzepin)駅。ドイツ側の機関車はジェピン駅まで行く。
■2006年6月26日
EC 44列車
ワルシャワ東駅(11:13)→ベルリン中央駅(17:16)
※実際はポズナン中央駅(14:22発)から乗車。
ベルリンの始発(終着)駅はツォー(動物園)駅だったが、2006年5月の中央駅開業にともない、中央駅(地上)になった。ワルシャワの始発駅はワルシャワ中央駅がスルー(通過)方式の駅のため、ワルシャワ東駅だ。
ドイツとポーランドは電化方式が異なる(ドイツは交流15,000ボルト、ポーランドは直流3,000ボルト)。電化方式が変わるのはドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅から少しポーランド寄りのオーデル川の左岸。ポーランドの実質的な国境駅はジェピン(Rzepin)駅。ドイツ側の機関車はジェピン駅まで行く。
■2006年6月26日
EC 44列車
ワルシャワ東駅(11:13)→ベルリン中央駅(17:16)
※実際はポズナン中央駅(14:22発)から乗車。
ポズナン中央駅の外観。
BWEに乗る前に、ウォルシュティン駅まで動態保存の蒸気機関車が牽引する列車で一往復した。ポズナン駅で出発を待つOl49型。
ウォルシュティン駅に到着後、機関区で休む。
機関区のターンテーブル(転車台)で方向転換する同じタイプのOl49型。この機関車が折り返し列車を牽引する。
ウォルシュティン駅で出発を待つ降り返し列車。
折り返し列車のサボ。
ポズナン中央駅に特急列車が到着。機関車の後ろの客車は白地に青のストライプ。跨線橋からプラットホームに自由に入ることができる。
ポツナン中央駅は色々な線が集まる要所で駅構内はとても広い。
列車の行き先表示板。
実質的なポーランドの国境駅のジェピン駅に到着。
ポーランドの電気機関車はここまで。列車から離れる機関車。
代わってベルリンまで牽引する(チェコの)2電源対応の電気機関車が来ると思ったら、ドイツ鉄道のディーゼル機関車が近づいてきた。
連結作業中のディーゼル機関車。3往復のBWEのうち、1往復はドイツ鉄道のディーゼル機関車のようだ。東ドイツが所有していた機関車で旧ソ連製。旧ソ連だけでなくブルガリアなどでも目にするポピュラーな機関車だ。
ドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅に到着。最後部の客車はBWE専用車ではない。ベルリンまでは近いので機関車は交換せず、そのまま。
途中から都市高速鉄道(Sバーン)が並走する。第3軌条から集電するため、架線がない。
ベルリン中央駅に到着。
新築のベルリン中央駅・地上の全景。中央駅・地下は直角に交差している。
2往復のBWEをポーランドの国境駅まで牽引するのはチェコ鉄道の2電源対応の371型。チェコとポーランドは電化方式が同じで、そのためBWE用にわざわざこの機関車がプラハ方面から出張してくる。6月27日に撮影。
客車の青のストライプ中に「BERLIN WARSZAWA EXPRESS」の表示がある。
ドイツからベルギーへ ― 2012年08月13日 20:02
ドイツからベルギーへ行くルートは一つだけ。ドイツのケルンから国境駅のアーヘン駅を経由してリエージュ、ブリュッセルに向かう。ドイツの電源は交流15,000ボルト、ベルギーは直流3,000ボルト。アーヘン駅で機関車を交換する。
■2002年5月7日
D428列車
ケルン中央駅(15:02)→オーステンデ駅(19:16)
※実際に乗車したのはブリュッセル中央駅(18:04発)まで。
■2002年5月7日
D428列車
ケルン中央駅(15:02)→オーステンデ駅(19:16)
※実際に乗車したのはブリュッセル中央駅(18:04発)まで。
ケルン中央駅はケルン大聖堂の隣にある大きな駅だ。
ケルン大聖堂から見たライン川にかかる3複線の鉄橋。ケルン中央駅は左下。ベルギーに向かう列車はこの鉄橋を渡らない。
ケルン中央駅の列車。牽引するのはドイツ鉄道(DB)の電気機関車112型だ。
列車はすべてベルギー国鉄(SNCB)の客車だった。一番後ろの客車は推進運転ができるように運転室付だ。
客車の内部。最近の客車できれいだ。
原子力発電所のようだ。反対側には風力発電機が回っていた。
車内販売のベルギービール(ジュピラー)を一杯。
ドイツの国境駅のアーヘン駅に到着。
ドイツ鉄道の機関車が去った後に架線の電源が切り替わり、ベルギー国鉄の電気機関車がやって来た。
機関車の連結作業。日本のように自動連結器ではないので、作業員が必要だ。
まもなく出発だ。アーヘン駅で車掌も交代し、右側通行から左側通行に変わる。
ケルン中央駅に向かうタリスが到着。
ブリュッセル中央駅に到着。この駅はワルシャワ中央駅と同様、地下でスルー(通過)タイプだ。列車は北海に面したオーステンデ駅まで行く。
ブリュッセル中央駅の外観。
最近のコメント