サンクトペテルブルクの駅 番外 (ワルシャフスキー駅)2013年02月15日 22:41

サンクトペテルブルク・ワルシャフスキー駅はバルチスキー駅の近くにあり、2001年まで現役だった。現在は鉄道博物館になっている。時間が余りなく、駆け足の見学だった。

■2011年7月10日に撮影

旧サンクトペテルブルク・ワルシャフスキー駅の駅舎。プラットホームを覆っていた建物だろう。

上の写真の建物のおくにある博物館のチケット売り場。

博物館の入口から見た展示車両。右側に電気機関車やディーゼル機関車。

左側には蒸気機関車。

最高時速200キロを目指したチェコスロバキア(当時)製のChS200型の2両の試作機のうちの1両。

2両の試作機の後で10両の量産機関車が作られ、運用に入っている。モスコーフスキー駅で量産機関車を見た。

ChS1型の電気機関車。

これはChS2型の電気機関車。

交流25,000ボルト用のVL60K型の電気機関車。

ソ連だけでなく、色々な国に輸出されたM62型のディーゼル機関車。

TE7型のディーゼル機関車。運転席の4枚窓が印象的だ。

TEP70型のディーゼル機関車。

2両しか作られなかったTEP80型のディーゼル機関車。

TEP80型の車体には時速271キロの記録をペイントしてある。

SO17型の蒸気機関車。

SO17型のテンダー。石炭でなく重油を燃料としているようだ。

Em730型の蒸気機関車。後ろは列車砲やミサイルランチャーなど軍車両用が並んでいる。

列車砲。大きすぎてうまく収まらない。

ハンガリーで製造されたD1型の気動車(DMU)。

サンクトペテルブルクの駅 その5 (フィンランドスキー駅)2013年02月12日 09:15

サンクトペテルブルク・フィンランドスキー駅はモスコーフスキー駅の北にある。西ヨーロッパのフィンランドへ向かう列車が発着する。1870年の開業。地下鉄の最寄駅は1号線のプローシャチ・レーニナ駅。

■2011年7月10日に撮影

サンクトペテルブルク・フィンランドスキー駅はレーニン広場に面していて、広場にはレーニンの像が立っている。写真は駅舎から見たレーニン像(背中)。レーニンは1917年のロシア革命時に亡命先のフィンランドから鉄道でフィンランドスキー駅に到着し、演説をした。時間がなく、レーニン像と駅舎を入れた写真を撮ることができなかった。

駅の案内。フィンランドからの旅行者が利用するせいか、他の駅と違い親切だ。線路は10本ある。

駅舎のホール。天井が高く、開放的だ。奥に自動改札機が見える。

プラットホームから見た駅舎。屋上にはロシア語(右)の他に英語(左)でも駅名が表示されている。

一番左のプラットホームでフィンランド・ヘルシンキ中央駅への出発を待つ153列車「アレグロ」。4往復の列車が設定されている。駅舎正面からはチケットなしでプラットホームに入れないが、駅舎の左からは自由に入ることができた。

「アレグロ」の電車は振り子式。2010年12月から運行を開始。似た電車はヨーロッパでいくつか走っている。ロシア鉄道の軌間は1520ミリ、フィンランド鉄道の期間は1524ミリだが、問題なく直通している(電化方式も違う)。両鉄道の合弁会社が所有。

近郊列車(電車:エレクトリーチカ)。

駅舎の左側に停車していたトラム。パンタグラフがユニークだ。

「アレグロ」が運行する前は、ヘルシンキ中央駅とサンクトペテルブルク・フィンランドスキー駅の間には2往復の客車の国際列車が走っていた。これはそのうちの1つの「シベリウス」。ヘルシンキ中央駅で2008年6月7日撮影。

「シベリウス」を牽引するフィンランド鉄道のSr1型の電気機関車。だ。ソ連製。この日は重連だった。ヘルシンキ中央駅で2008年6月7日撮影。

両方の客車にはシベリウスと書かれていた。ヘルシンキ中央駅で2008年6月7日撮影。

ヘルシンキ中央駅を発車した「シベリウス」。ヘルシンキ中央駅で2008年6月7日撮影。

サンクトペテルブルクの駅 その4 (ラドジスキー駅)2013年02月11日 09:39

サンクトペテルブルク・ラドジスキー駅はモスコーフスキー駅の東にある。サンクトペテルブルクの主要5駅の中でただ1つ頭端タイプでなく、直通タイプのプラットホームだ。そのため、モスクワからサンクトペテルブルクを経由して目的の駅に向かう列車はこの駅に停車する。2003年の開業で新しい。

■2011年7月10日に撮影

プラットホームから見たサンクトペテルブルク・ラドジスキー駅の駅舎。

プラットホーム群を挟んで両側にある丸い建物。

時刻表。昼は列車がほとんどない。夕方から出発ラッシュになる。ムルマンスクから21列車が到着した。

ChS2T型に牽引されて到着した21列車。左に近郊列車(電車:エレクトリーチカ)が見える。

ムルマンスクは北極圏で最大の都市。この駅から1438キロある。

プラットホームの屋根を支える丸い柱。新しい駅なのですっきりしている。

駅舎に行くスロープ。エスカレーターはなかったように思う。

スロープを横から見た。勾配が緩やかなので、長い。

サンクトペテルブルクの駅 その3 (バルチスキー駅)2013年02月10日 11:37

サンクトペテルブルク・バルチスキー駅はヴィチェプスキー駅の西南にあり、長距離列車は発着せず、近郊列車(電車:エレクトリーチカ)のみが発着する。1857年の開業。最寄りの地下鉄駅は1号線のバルチースカヤ駅。

■2011年7月10日に撮影

サンクトペテルブルク・バルチスキー駅(右)と地下鉄のバルチースカヤ駅
(左)。

バルチスキー駅の駅舎。

駅舎の内部。人が意外と多い。

この駅はモスクワのサヴョロフスキー駅と同じく近郊列車のみ。そのため、自動改札機が設置されていて、チケットなしではプラットホームに入れない。

自動改札機。隣の駅までのチケットを買って、プラットホームに入ればよかった。奥に小さくエレクトリーチカが見える。次回はプラットホームに入ってみよう。

サンクトペテルブルクの駅 その2 (ヴィチェプスキー駅)2013年02月08日 11:01

サンクトペテルブルク・ヴィチェプスキー駅はモスコーフスキー駅の西南にあり、ベルリン、ワルシャワ、ミンスク、キエフ、バルト海のリガ・ヴィリニュスなどへの列車が発車する。1838年の開業で、サンクトペテルブルクで一番古い駅だ。地下鉄の最寄駅は1号線のプーシキンスカヤ駅。

■2011年7月9日に撮影

サンクトペテルブルク・ヴィチェプスキー駅の駅舎。

駅舎の待合ホール。モスコーフスキー駅ほど混雑していない。

プラットホームは2階にある。階段の石がすり減っている。

駅舎内の階段を上ってプラットホームに出る。珍しくプラットホームに売店があった。

プラットホームから駅舎を見る。長距離列車のプラットホームには架線がない。

TEP70BSが牽引するリガ・ヴィリニュス行きの37列車。

列車の前半分がラトビアのリガまで行く。

客車はラトビア鉄道の所属。手前の客車は軽食堂車のようだ。

客車の入口では客室乗務員がチケットをチェックする。

列車の後ろはリトアニア鉄道のヴィリニュスまで行く。客車はリトアニア鉄道の所属。

リガ行きとヴィリニュス行きの境

この客車は食堂車のようだ。ナイフとフォークのマークが貼ってある。

最後部に1両だけロシア鉄道の客車が連結。ラトビアとの国境駅まで行くようだ。

列車は20:40に発車。ラトビアの客室乗務員がおなじみの安全確認。

リトアニアの客室乗務員も安全確認。

列車は一路リガ・ヴィリニュスへ。

隣のプラットホームにはTEP70型ディーゼル機関車が牽引する列車が発車を待っていた。

別のプラットホームには近郊列車(電車:エレクトリーチカ)が。こちらは電化されている。

車両基地からリガ中央駅にバック運転で回送されるサンクトペテルブルク・ヴィチェプスキー駅行きの38列車。リガ中央駅で2008年6月9日撮影。

38列車を牽引するリトアニア鉄道のTEP70型ディーゼル機関車。リガ中央駅で2008年6月9日撮影。

「ラトビア急行」と書かれた客車。リガ中央駅で2008年6月9日撮影。