旧ユーゴ その6 (マケドニアからセルビアへ)2012年10月28日 20:23

マケドニア鉄道の国境駅はタマノビツェ(Tabanovce)駅、セルビア鉄道の国境駅はプレシェボ(Preševo)駅。両国は同じ交流25,000ボルト。

■2010年9月13日
336列車
テッサロニキ駅(5:57)→ベオグラード中央駅(18:06)
 ※実際にはスコピエ駅(9:00発)から乗車。

スコピエ駅は高架駅だ。

高架下の駅のチケット売り場。コンクリート造りの殺風景な駅舎。薄暗かった。

発着案内のディスプレイ。右が到着、左が出発。首都の駅だというのに列車の数がわずかだ。

南側から見たスコピエ駅のプラットホーム。プラットホームは5面あるが、線路が敷かれているのは6番線まで。

3両編成のディーゼル動車が1番線に到着。

国境駅のタマノビツェ駅から2両編成の列車が到着。


大きく遅れたベオグラード中央駅からの国際列車が4番線に到着。

ようやくテッサロニキ駅からの国際列車が3番線に到着。客車はたった2両だ。

前の客車はギリシャ鉄道、後の客車はセルビア鉄道の所属。

プラットホームには増結用のマケドニア鉄道の客車が待機。前後の客車の真ん中に連結された。マケドニア国旗と同じ赤と黄色の塗装だ。

スコピエ駅から1時間で国境駅のタマノビツェ駅に到着。

外を見ると貨物列車にセルビア鉄道の機関車が連結。この駅で機関車の交換が行われるようだ。

車外に出るとマケドニアの電気機関車はすでに引き上げていた。

セルビアの電気機関車が連結のため、動き出した。この直後に係官に車内に戻るように言われた。国境ではなかなか自由に行動できない。

タマノビツェ駅を出るとすぐに国境がある。セルビアからマケドニアを振り向いたらこのような標識があった。運転士への何かの指示だろう。セルビアとクロアチアの国境にも全く同じものがあった(旧ユーゴ その3)。

こんな施設も。今は使われていないようだ。

ようやくセルビアの国境駅のプレシェボ駅に到着。

入国審査が終わり、ようやく国境駅を1時間遅れで発車。駅員が出発合図をしている。

Doljevac駅。ここからコソボに行く線路(貨物のみ)がある。この貨物列車はコソボへ行くのだろうか。ディーゼル機関車に乗っている人は青いシャツを着ていて、国境関係の係官のように思える。

分岐駅のニシュ(Niš)駅に到着。2007年以来だ。

駅員が出発合図板を脇に抱えて出発を待っている。1時間遅れで発車。ここからベオグラードまではは単線だったり複線だったりする。

Velika Plana駅の施設に描かれた蒸気機関車。

やっとベオグラード中央駅に2時間遅れで到着。相変わらずセルビア鉄道のインフラは貧弱でスピードは出ない。

電気機関車はセルビア国内で一度も交代せず、ベオグラード中央駅まで走り通した。隣にはオーストリアの客車が見える。