ベルリン・ワルシャワ特急(BWE) その12012年08月24日 11:45

ドイツの首都ベルリンとポーランドの首都ワルシャワを結ぶ特急が3往復設定されている。客車はポーランド国鉄の所有で、白地に青のストライプ。ストライプの中に「BERLIN WARSZAWA EXPRESS」が表示されている。
ベルリンの始発(終着)駅はツォー(動物園)駅だったが、2006年5月の中央駅開業にともない、中央駅(地上)になった。ワルシャワの始発駅はワルシャワ中央駅がスルー(通過)方式の駅のため、ワルシャワ東駅だ。
ドイツとポーランドは電化方式が異なる(ドイツは交流15,000ボルト、ポーランドは直流3,000ボルト)。電化方式が変わるのはドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅から少しポーランド寄りのオーデル川の左岸。ポーランドの実質的な国境駅はジェピン(Rzepin)駅。ドイツ側の機関車はジェピン駅まで行く。

■2006年6月26日
EC 44列車
ワルシャワ東駅(11:13)→ベルリン中央駅(17:16)
 ※実際はポズナン中央駅(14:22発)から乗車。

ポズナン中央駅の外観。

BWEに乗る前に、ウォルシュティン駅まで動態保存の蒸気機関車が牽引する列車で一往復した。ポズナン駅で出発を待つOl49型。

ウォルシュティン駅に到着後、機関区で休む。

機関区のターンテーブル(転車台)で方向転換する同じタイプのOl49型。この機関車が折り返し列車を牽引する。

ウォルシュティン駅で出発を待つ降り返し列車。

折り返し列車のサボ。

ポズナン中央駅に特急列車が到着。機関車の後ろの客車は白地に青のストライプ。跨線橋からプラットホームに自由に入ることができる。

ポツナン中央駅は色々な線が集まる要所で駅構内はとても広い。

列車の行き先表示板。

実質的なポーランドの国境駅のジェピン駅に到着。

ポーランドの電気機関車はここまで。列車から離れる機関車。

代わってベルリンまで牽引する(チェコの)2電源対応の電気機関車が来ると思ったら、ドイツ鉄道のディーゼル機関車が近づいてきた。

連結作業中のディーゼル機関車。3往復のBWEのうち、1往復はドイツ鉄道のディーゼル機関車のようだ。東ドイツが所有していた機関車で旧ソ連製。旧ソ連だけでなくブルガリアなどでも目にするポピュラーな機関車だ。

ドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅に到着。最後部の客車はBWE専用車ではない。ベルリンまでは近いので機関車は交換せず、そのまま。

途中から都市高速鉄道(Sバーン)が並走する。第3軌条から集電するため、架線がない。

ベルリン中央駅に到着。

新築のベルリン中央駅・地上の全景。中央駅・地下は直角に交差している。


2往復のBWEをポーランドの国境駅まで牽引するのはチェコ鉄道の2電源対応の371型。チェコとポーランドは電化方式が同じで、そのためBWE用にわざわざこの機関車がプラハ方面から出張してくる。6月27日に撮影。

客車の青のストライプ中に「BERLIN WARSZAWA EXPRESS」の表示がある。

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