タリス ― 2012年08月15日 16:00
タリス(Thalys)はフランス・パリとベルギー、オランダ、ドイツを結ぶ国際高速列車。フランスのTGVをベースに、フランス・ベルギー・オランダに乗り入れる角ばったPBA型の車両と、フランス・ベルギーオランダそれにドイツに乗り入れる丸みを帯びたPBKA型の車両の2種類がある。両端が機関車で客車が8両だ。外観は赤(ワインレッド)。
■2002年5月8日
タリス 9336列車
ブリュッセル南駅(14:40)→パリ北駅(16:05)
■2002年5月8日
タリス 9336列車
ブリュッセル南駅(14:40)→パリ北駅(16:05)
ブリュッセル南駅で出発を待つPBKA型のタリス。南駅は始発も多く、ブリュッセルのメーンの駅だ。
時間の関係なのか、簡単な食事が出された。座席も赤だ。
パリ北駅に到着したタリス。隣はTGV-R型のTGV。
反対側から見たタリスとTGV。
PBKA型のタリスの機関車はTGV DUPLEXの機関車をベースにしている。2001年5月3日、リヨン・ペラーシュ駅で。
■色々な駅のタリス
■色々な駅のタリス
2003年7月22日、シャルル・ドゴール空港第2TGV駅で。2007年3月までパリ北駅ではなく、マルヌ・ラ・バレ・シェシー駅(空港駅の近く)のタリスがあった。PBA型のタリスはTGV-Rをベースにしている。
2009年10月6日、オランダのアムステルダム中央駅。右にドイツのICEが見える。
2002年5月7日、ドイツのケルン中央駅で。タリスのドイツ乗り入れはケルン中央駅までだ。
ブレンナー峠 ― 2012年08月18日 21:53
オーストリアとイタリアの国境のブレンナー峠はアルプスを越える他の主要な峠より低く、昔から多くの人がイタリアに行く際にここを通った。モーツァルトも3回のイタリア旅行ではブレンナー峠を越えた。鉄道はトンネルに頼らず1867年に開通した。
■2006年7月3日
EC 81列車
ミュンヘン中央駅(7:30)→ベローナ・ポルタ ヌオーボ駅(12:59)
※実際はインスブルック中央駅(9:26発)から。
■2006年7月3日
EC 81列車
ミュンヘン中央駅(7:30)→ベローナ・ポルタ ヌオーボ駅(12:59)
※実際はインスブルック中央駅(9:26発)から。
インスブルックの地名の基になったイン川。中央駅の近くを流れている。
朝のインスブルック中央駅。
インスブルック中央駅に到着したオーストリア鉄道の電気機関車(1116型)。客車はドイツ鉄道の所属。
乗降ドアにある行き先票(車内から)。
並行する高速道路。ヨーロッパで一番高い(190メートル)ヨーロッパ橋の近く。
ブレンナー駅に到着。
オーストリアは交流15,000ボルト、イタリアは直流3,000ボルト。この機関車はイタリアの電源には対応していないので、ここまで。駅名はイタリア語とドイツ語の両方で書かれている。
架線がイタリアの電源に切り換わり、オーストリアの機関車を引き上げるために小さなディーゼル機関車が登場。
イタリアの電気機関車を待つ列車。右はイタリアからのローカル列車。
イタリアの電気機関車が自力で入って来た。遠くにさっきのオーストリアの機関車が見える。
オーストリア側の所定の留置場所に移動中。
間もなく出発だ。
推進運転のイタリアのローカル列車とすれ違い。
フォルテッツァ駅で小休止。
ボルツァーノ駅。ここも両方の言葉で表示。
食堂車で昼食。まずサラダとビール。
そしてソーセージ。ビールをお代わり。
食堂車の各テーブルには、昼だがランプが灯っていていた。
食堂車の外観。ベローナ・ポルタ ヌオーボ駅で。
ベローナ・ポルタ ヌオーボ駅に到着した列車。
ベルリン・ワルシャワ特急(BWE) その1 ― 2012年08月24日 11:45
ドイツの首都ベルリンとポーランドの首都ワルシャワを結ぶ特急が3往復設定されている。客車はポーランド国鉄の所有で、白地に青のストライプ。ストライプの中に「BERLIN WARSZAWA EXPRESS」が表示されている。
ベルリンの始発(終着)駅はツォー(動物園)駅だったが、2006年5月の中央駅開業にともない、中央駅(地上)になった。ワルシャワの始発駅はワルシャワ中央駅がスルー(通過)方式の駅のため、ワルシャワ東駅だ。
ドイツとポーランドは電化方式が異なる(ドイツは交流15,000ボルト、ポーランドは直流3,000ボルト)。電化方式が変わるのはドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅から少しポーランド寄りのオーデル川の左岸。ポーランドの実質的な国境駅はジェピン(Rzepin)駅。ドイツ側の機関車はジェピン駅まで行く。
■2006年6月26日
EC 44列車
ワルシャワ東駅(11:13)→ベルリン中央駅(17:16)
※実際はポズナン中央駅(14:22発)から乗車。
ベルリンの始発(終着)駅はツォー(動物園)駅だったが、2006年5月の中央駅開業にともない、中央駅(地上)になった。ワルシャワの始発駅はワルシャワ中央駅がスルー(通過)方式の駅のため、ワルシャワ東駅だ。
ドイツとポーランドは電化方式が異なる(ドイツは交流15,000ボルト、ポーランドは直流3,000ボルト)。電化方式が変わるのはドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅から少しポーランド寄りのオーデル川の左岸。ポーランドの実質的な国境駅はジェピン(Rzepin)駅。ドイツ側の機関車はジェピン駅まで行く。
■2006年6月26日
EC 44列車
ワルシャワ東駅(11:13)→ベルリン中央駅(17:16)
※実際はポズナン中央駅(14:22発)から乗車。
ポズナン中央駅の外観。
BWEに乗る前に、ウォルシュティン駅まで動態保存の蒸気機関車が牽引する列車で一往復した。ポズナン駅で出発を待つOl49型。
ウォルシュティン駅に到着後、機関区で休む。
機関区のターンテーブル(転車台)で方向転換する同じタイプのOl49型。この機関車が折り返し列車を牽引する。
ウォルシュティン駅で出発を待つ降り返し列車。
折り返し列車のサボ。
ポズナン中央駅に特急列車が到着。機関車の後ろの客車は白地に青のストライプ。跨線橋からプラットホームに自由に入ることができる。
ポツナン中央駅は色々な線が集まる要所で駅構内はとても広い。
列車の行き先表示板。
実質的なポーランドの国境駅のジェピン駅に到着。
ポーランドの電気機関車はここまで。列車から離れる機関車。
代わってベルリンまで牽引する(チェコの)2電源対応の電気機関車が来ると思ったら、ドイツ鉄道のディーゼル機関車が近づいてきた。
連結作業中のディーゼル機関車。3往復のBWEのうち、1往復はドイツ鉄道のディーゼル機関車のようだ。東ドイツが所有していた機関車で旧ソ連製。旧ソ連だけでなくブルガリアなどでも目にするポピュラーな機関車だ。
ドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅に到着。最後部の客車はBWE専用車ではない。ベルリンまでは近いので機関車は交換せず、そのまま。
途中から都市高速鉄道(Sバーン)が並走する。第3軌条から集電するため、架線がない。
ベルリン中央駅に到着。
新築のベルリン中央駅・地上の全景。中央駅・地下は直角に交差している。
2往復のBWEをポーランドの国境駅まで牽引するのはチェコ鉄道の2電源対応の371型。チェコとポーランドは電化方式が同じで、そのためBWE用にわざわざこの機関車がプラハ方面から出張してくる。6月27日に撮影。
客車の青のストライプ中に「BERLIN WARSZAWA EXPRESS」の表示がある。
ベルリン・ワルシャワ特急(BWE) その2 ― 2012年08月28日 10:38
■2008年6月12日
EC 44列車
ワルシャワ東駅(11:13)→ベルリン中央駅(17:26)
※実際はフランクフルト・オーダー駅(16:13着)まで。
今回はバルト3国からの帰りに乗車した。
EC 44列車
ワルシャワ東駅(11:13)→ベルリン中央駅(17:26)
※実際はフランクフルト・オーダー駅(16:13着)まで。
今回はバルト3国からの帰りに乗車した。
ワルシャワ中央駅の前にそびえるスターリン様式の文化科学宮殿。本家モスクwには多くの似た建物がある。
文化科学宮殿から見たワルシャワ中央駅。プラットホームは地下にあり、地上には切符売り場などがある。2006年6月25日撮影。
ワルシャワ中央駅の外観。駅前をトラムが走っている。2006年6月25日撮影。
西行きの列車の始発(終着)駅のワルシャワ東駅の外観。
ワルシャワ東駅の構内は広い。出発を待つローカル列車。
出発を待つ列車。先頭の客車は自転車持ち込みが可能だ。
ヨーロッパでは自転車持ち込み可能な列車は多いが、ECは珍しい。
乗降ドアにあった列車表示板。
途中ですれ違ったローカル列車(電車)。最後部から。ポーランドは日本と違い右側通行。
ポーランドの実質的な国境駅のジェピン(Rzepin)駅に到着。
ポーランドの電気機関車はここまで。
代わってドイツ鉄道の2電源対応の180型機関車が入線。この機関車はチェコの
シュコダ(Škoda)製で、チェコ鉄道の371・372型機関車と同じ。以前はこのドイツの180型機関車がこの区間を担当していたが、2004年12月からチェコ鉄道の371型になった。それがまた180型に戻った。
シュコダ(Škoda)製で、チェコ鉄道の371・372型機関車と同じ。以前はこのドイツの180型機関車がこの区間を担当していたが、2004年12月からチェコ鉄道の371型になった。それがまた180型に戻った。
ポーランドの本当の国境駅のスウビツェ(Słubice)駅を通過。この先のオーデル川が国境だ。ドイツの国境駅のフランクフルト・オーダー駅との間に数本のローカル列車が走っている(ポーランドのディーゼル機関車が牽引)。
フランクフルト・オーダー駅に到着。ここで下車した。
終着のベルリン中央駅まで1時間ちょっとだ。
フランクフルト・オーダー駅の外観。なぜか駅名がない。
下りのモスクワ特急(247列車)が発車。前の青い客車はベラルーシ鉄道の所属でミンスク駅まで、赤と青の客車はロシア鉄道の所属でモスクワ行き(サンクトペテルブルグ行きも)。ポーランドのディーゼル機関車がジェピン(Rzepin)駅まで牽引。
ワルシャワ行きの姉妹列車が到着。同じドイツ鉄道の180型電気機関車だが、古い塗装だ。
向こうのプラットホームを143型電気機関車のファーストナンバーが通過。あわてて写真を撮る。東ドイツの機関車で数多く作られ、旧東ドイツ地域だけでなく、旧西ドイツ地域でも見かける人気者。
この機関車はドイツ鉄道ではなく、貨物輸送会社の所属。塗装もドイツ鉄道とは少し違う。
レーティッシュ鉄道ベルニナ線 ― 2012年08月30日 09:42
レーティッシュ鉄道(RhB)はスイス東部のグラウビンデン州を中心とする私鉄。ベルニナ線はリゾート地のサンモリッツから南に向かうが、意外なことに終着の1駅だけイタリアにある。したがって、ベルニナ急行など、ここを走る列車は立派な国際列車である。
急勾配、急カーブが多く、軌間は日本のJRより狭い1メーター(メーターゲージ)。
電化方式は直流1,000ボルト。ベルニナ線とその北のアルブラ線は世界遺産に登録されている。
■2003年7月18日
464列車
ティラーノ駅(12:50)→サンモリッツ駅(15:10)
急勾配、急カーブが多く、軌間は日本のJRより狭い1メーター(メーターゲージ)。
電化方式は直流1,000ボルト。ベルニナ線とその北のアルブラ線は世界遺産に登録されている。
■2003年7月18日
464列車
ティラーノ駅(12:50)→サンモリッツ駅(15:10)
イタリア鉄道のミラノ中央駅から列車を乗り継いでティラーノ駅に来た。
イタリア鉄道ティラーノ駅の駅舎。
こちらはレーティッシュ鉄道ベルニナ線のティラーノ駅の駅舎。イタリア鉄道の駅舎の左手ににある。
駅舎内の切符売り場(左)。
切符売り場の反対側の壁にある駅名板。姉妹鉄道の箱根登山鉄道が寄贈したもの。
ティラーノ駅のプラットホームは1面2線と小さい。右奥にイタリア鉄道の駅舎が見える。
列車の全景。電車2両で7・8両の客車を牽引する。電車の貫通ドアのマークはグラウビンデン州の紋章。
サンモリッツ行きのサボのある客車。メーターゲージなので車内は狭い。
ティラーノ駅を発車すると路面をしばらく走行する。
7・8分でスイスのカンポコローニョ駅に到着。国境は駅の手前にある。
ブルジオ駅の手前で有名なオープンループ橋を渡る。
ループ橋は石造りで、高度をかせぐために作られた。列車は橋をくぐり、左にカーブして、画面の左から右へ登る。
橋を渡り終えるとブルジオ駅に到着する。
ミララゴ駅を出ると右手にポスキアーボ湖が現れる。
ポスキアーボ駅にはトロッコ列車があった。この天気で、さぞかし気持ちいいことだろう。
ポスキアーボ駅を出発すると、ペアピンカーブを繰り返して高度をかせく。同じ教会が何度も見える。
3分後にも見えた。
ヘアピンカーブを繰り返すと、下にポスキアーボ湖が見える。
カバリア駅に到着。
カバリア駅で対向列車と交換。ベルニナ線は単線だ。
最初の氷河が見えてきた。
高度を上げ、またポスキアーボ湖が見えた。手前の左に通ってきた線路がある。
アルプ・グリュム駅に到着。ここにも箱根登山鉄道の駅名板がある。
今度は左手にビアンコ湖が見える。森林限界を越え、木がなくなった。
ビアンコ湖が続く。もうすぐオピツィオ・ベルニナ駅だ。
オスピツィオ・ベルニナ駅に到着。駅は湖畔にある。
オスピツィオ・ベルニナ駅は標高2,253メートルで、通常の鉄道としては
ヨーロッパで一番高い。
ヨーロッパで一番高い。
また氷河が見えた。
相変わらず急カーブが続く。
ベルニナ・ラガルブ駅で対向列車と交換。客車の後ろに貨車を連結した混合列車だ。
ズロバス駅は花で飾られていた。
ポントレジーナ駅に到着。対向列車が待っている。
列車から見たポントレジーナ駅のプラットホーム。
終着駅のサンモリッツ駅に到着。
サンモリッツ駅の駅舎。
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