タルゴ その12012年07月29日 16:33

タルゴ(Talgo)は、スペインで開発された左右独立一軸台車を持つ連接型客車、またはその列車、そしてその客車のメーカー名でもある。曲線の多い、1668ミリの広軌(ブロードゲージ)を走るために開発された。その後、1435ミリの標準軌間(スタンダードゲージ)のフランスに乗り入れるために、軌間変更機能が追加された。

■2009年10月8日
335列車 (ルシタニア)
リスボン・サンタアポローニャ駅(22:30)→マドリード・チャマルティン駅(9:03)

ポルトガルの首都とスペインの首都を結ぶ列車はこの1往復のみだ。ポルトガルもスペインも広軌。ポルトガルは1664ミリ、スペインは1668ミリと微妙に違うが問題なく直通運転している。スペインの国境駅のバレンシア・デ・アルカンタラ駅で機関車を交換する。
夜のサンタアポローニャ駅

タルゴを牽引するディーゼル機関車。後ろに見えるタルゴは重心が低いのが分かる。

機関車の次は電源車。

後部から見たタルゴ。連接型で1両の長さが短い。

タルゴの心臓部、左右独立一軸台車。レールの継ぎ目ではタン・タンと独特の音がする。

隣には明日に備えて特急電車アルファ・ペンドゥーラルが休む。

寝台車の内部。2人部屋だが1人で使用。

手洗いの設備がある。

枕元には水のペットボトルがあった。

お客を待つ食堂車。私は駅でビールを買い(1.8ユーロ)、自室で飲んだ。

リスボン・オリエンテ駅に少し停車。

スペインのバレンシア・デ・アルカンタラ駅に到着。機関車交換の写真を撮ろうとしたら禁止された。上下の列車はここで交換する。リスボンからの機関車はここで折り返して、マドリードからの姉妹列車を牽引する。

待合室への入り口。張り紙は日本と同じように指名手配写真のようだ。

マドリードからの姉妹列車。

駅の信号所。ここでポイントの切換を行う。

信号所の内部。奥に駅構内の配線盤がある。

駅のポイントはここからテコで動かす。

朝の8時前に乗務員が「ブレックファースト」と呼びに来た。

フルーツがメーンの朝食。

チャマルティン駅に到着した列車。

隣のホームから撮影。在来線での写真撮影はそれほど問題なかった。

チャマルティン駅の外観。



【おまけ】リスボン市内の路面電車。坂が多く、ビルの間の細い道を縦横に走る。

【おまけ】ポルトガルでは色々な場所にアズレージョ(タイル)を見ることができる。

コメント

_ 素通り人 ― 2013年12月05日 03:24

LUSITANIAのマドリード到着駅ですが、アトーチャ駅とありますがチャマルティン駅の間違いのようです。
これだけ沢山の国に行かれて凄いですね。立ち入れそうにない所まで入って撮影しているようですが、断って撮影しているのでしょうね。英語すらできない自分には、羨ましいです。けっこう乗った路線があり懐かしい風景がたくさんありました。ノルウェーとスウェーデンは行かれてないのでしょうか?

_ 立花 敏明 (ブログ管理人) ― 2013年12月11日 14:03

素通り人、ご指摘ありがとうございます。
私の勘違いです。訂正しました。

北欧も行っています。近日中にアップします。

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