ウクライナからスロバキアへ ― 2012年09月27日 10:21
ウクライナの国境駅のチョープ(Chop)駅に数時間滞在の後、スロバキアへ向かった。
標準軌間のスロバキア鉄道(ZSSK)の線路と架線が国境を越えてチョープ駅まで延びている。この区間は1日に2往復の列車が走っている。
■2010年9月15日
Os 8865列車
チョープ駅(17:29)→Cierna nad Tisou駅(18:26)
※ウクライナ(チョープ駅)は東ヨーロッパ時間なので、実際の乗車時間は57分。距離はたった10キロだが、途中でスロバキアの入国審査があるため時間がかかる。
標準軌間のスロバキア鉄道(ZSSK)の線路と架線が国境を越えてチョープ駅まで延びている。この区間は1日に2往復の列車が走っている。
■2010年9月15日
Os 8865列車
チョープ駅(17:29)→Cierna nad Tisou駅(18:26)
※ウクライナ(チョープ駅)は東ヨーロッパ時間なので、実際の乗車時間は57分。距離はたった10キロだが、途中でスロバキアの入国審査があるため時間がかかる。
チョープ駅の3番線に到着したスロバキアの列車。予定より早く到着した。
客車はたった1両だった。
また戻って来た1番線のハンガリーの列車とスロバキアの列車。
列車はチョープ駅を出発。出国審査は駅で行う。出発前に写真撮影でひと悶着あったので、出発前の列車の写真は自粛した。駅の売店で買ったウクライナの缶ビールで乾杯。
列車は1両増結(キエフ方面から)して2両編成だった。先頭車両の座席はプラスチックの安っぽいもの。ピンボケですいません。
発車すると進行方向左手にハンガリーからのレールが見える。奥には踏切がある。
進行方向右手を見たら、デュアルゲージになっていた。あれっ。
少し進むと広軌は工場に。納得。
また少し行くと線路が増え、貨物列車が停まっている。
なんと標準軌間のウクライナの電気機関車だ。
電気機関車は2両連結のVL11M型。丸い窓が印象的だ。奥には監視塔が。人はいないようだ。
こちらの監視施設には人がいた。
直ぐに停車。進行方向左手から振り返るとスロバキアの入国審査の施設。
スロバキアの入国審査の施設はウクライナ領にあり、係官は国境から車で来る。周囲にフェンスが張り巡らされている。
進行方向右手から前を望む。国境はちょっと先にある。パスポートは回収され、後で返却された。
出国審査が終わり、係官が帰り始めた。不審なものがないか梯子を使って天井裏まで覗く、とても厳しいチェックだった。
スロバキアの国境駅のCierna nad Tisou駅に到着。少し遅れて到着した。
Cierna nad Tisou駅のプラットホームから見た駅舎。時間がなく、外に出て撮影することはできなかった。
コシツェ(Košice)駅行きの電車(EMU)。いたずら書きで汚い。
正面だけでなく、側面もこのとおり。こコシツェ駅までは各駅に停車して約1時間40分かかる。
チョープ駅の北約10キロの地点から国境を越えてコシツェ周辺まで、貨物列車用の広軌の単線が引かれている。コシツェ近くでは一緒になる。駅名板の向こうが広軌だ。スロバキアの広軌の電気機関車が時々見えたが、暗くて写真が撮れず、残念。
コシツェ駅に到着。
コシツェ駅とトラム。コシツェはスロバキア第2の都市だ。
スロバキアからハンガリーへ ― 2012年09月23日 18:29
スロバキア鉄道(ZSSK)とハンガリー国鉄(MÁV)は同じ交流25,000ボルトの電化。そのため、スロバキア鉄道の電気機関車はハンガリー国鉄に乗り入れが可能だ。
■2006年6月30日
EC 279列車
プラハ中央駅(7:37)→ブダペスト東駅(14:22)
※実際はブラチスラバ中央駅(11:51発)から乗車。
ブラチスラバ中央駅の駅舎。ユニークな外観。屋根の右端にあるのは羽車。似たものはアムステルダム中央駅のドームの屋根にも飾ってある。
ブラチスラバ中央駅のプラットホーム。左にカーブしている。駅舎は左手。
ブラチスラバはスロバキアの首都なのに、オーストリアとハンガリーに接する国境の町だ。そのため、1時間に1本、ウィーン南駅行きのローカル列車が出ている。オーストリア鉄道(ÖBB)のディーゼル機関車が牽引する。
ブラチスラバ中央駅からウィーン南駅までは66キロ。約1時間だ。
チェコ鉄道(ČD)の電気機関車も普通に見ることができる。
ECがプラハ中央駅から到着。電気機関車はスロバキア鉄道の所属。機関車の交換はしない。
車内の列車案内板。ブダペスト東駅からウクライナとの国境駅のザホニー駅に向かうようだ。
昼時なので食堂車に移動。
サラダとビール。ビールはチェコの南ボヘミア地方のブドワイゼル・ブドバルだ。JLVはチェコの食堂車運営会社でこの区間の多くの列車で営業している。
スロバキアの国境駅のŠtúrovo駅に到着。機関車は交換しない。パンタグラフが下がっているのは機関士が交代のためだろうか。
国境を越えてしばらくすると川が見えた。ブラチスラバもブダペストもドナウ川沿いの町。この川はドナウ川だろう。
ブダペスト東(ケレティ)駅に到着。機関車はチェコ、スロバキア、ハンガリーの3つの国をロングラン。
ブダペスト東駅の駅舎。堂々とした造りだ。
ブダペスト東駅にはハンガリーのほとんどの国際列車が発着する。この列車は2電源対応のオーストリア鉄道の電気機関車と客車だ。2006年7月1日撮影。
ブダペスト東駅には地下鉄が走っている。ブダペストの地下鉄はロンドンに次ぐ歴史があり、世界遺産にも登録されている。
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