チェントバリー鉄道2012年08月31日 11:13

スイスのロカルノ駅とイタリアのドモドッソラ駅を結ぶ鉄道は、スイス側はティチーノ地方鉄道(FART)、イタリア側はアルプス山麓鉄道(SSIF)だが、相互乗り入れをしていて、チェントバリー(百の渓谷)鉄道と呼ばれている。
急勾配と急カーブを行くので、軌間は1,000メートルのメーターゲージを採用。最高地点はイタリア側。なお、イタリア側には「Re」という2文字の駅がある。

■2003年7月18日
68列車
ロカルノ駅(14:55)→ドモドッソラ駅(16:40)

FARTのロカルノ駅は地下にある。右にイタリア鉄道(FS)の列車が見える。

ベルニナ線のように3両編成の電車(EMU)が2両の客車を牽引する。正面の国旗でイタリアの所属と分かる。

牽引される2両の客車。

電車の運転席。

新型の電車。こちらはスイスの所属だ。

急カーブを行く。先頭の電車から撮影。

チェントバリー(百の渓谷)鉄道というだけあって、橋が多い。スイス側に47、イタリア側に36の合計83の橋がある。

スイスの国境駅のカメド(Camedo)駅。男女の係員が乗り込んで来てパスポートをチェック。スタンプをお願いしたが、「ノースタンプ」とのこと。

カメド駅を発車するとすぐにスイスとイタリアの国境の橋を渡る。

橋を渡るとイタリアの国境駅のリベラシャ(Rlbellasca)駅。「Re」駅は次の駅だったが、通過で写真が撮れなかった。

ドルオーニョ(Druogno)駅で対向列車と交換。この列車はイタリアの所属だ。

ドモドッソラ駅に到着。ここも地価の駅だ。

レーティッシュ鉄道ベルニナ線2012年08月30日 09:42

レーティッシュ鉄道(RhB)はスイス東部のグラウビンデン州を中心とする私鉄。ベルニナ線はリゾート地のサンモリッツから南に向かうが、意外なことに終着の1駅だけイタリアにある。したがって、ベルニナ急行など、ここを走る列車は立派な国際列車である。
急勾配、急カーブが多く、軌間は日本のJRより狭い1メーター(メーターゲージ)。
電化方式は直流1,000ボルト。ベルニナ線とその北のアルブラ線は世界遺産に登録されている。

■2003年7月18日
464列車
ティラーノ駅(12:50)→サンモリッツ駅(15:10)

イタリア鉄道のミラノ中央駅から列車を乗り継いでティラーノ駅に来た。

イタリア鉄道ティラーノ駅の駅舎。

こちらはレーティッシュ鉄道ベルニナ線のティラーノ駅の駅舎。イタリア鉄道の駅舎の左手ににある。

駅舎内の切符売り場(左)。

切符売り場の反対側の壁にある駅名板。姉妹鉄道の箱根登山鉄道が寄贈したもの。

ティラーノ駅のプラットホームは1面2線と小さい。右奥にイタリア鉄道の駅舎が見える。

列車の全景。電車2両で7・8両の客車を牽引する。電車の貫通ドアのマークはグラウビンデン州の紋章。

サンモリッツ行きのサボのある客車。メーターゲージなので車内は狭い。

ティラーノ駅を発車すると路面をしばらく走行する。

7・8分でスイスのカンポコローニョ駅に到着。国境は駅の手前にある。

ブルジオ駅の手前で有名なオープンループ橋を渡る。

ループ橋は石造りで、高度をかせぐために作られた。列車は橋をくぐり、左にカーブして、画面の左から右へ登る。



橋を渡り終えるとブルジオ駅に到着する。

ミララゴ駅を出ると右手にポスキアーボ湖が現れる。

ポスキアーボ駅にはトロッコ列車があった。この天気で、さぞかし気持ちいいことだろう。

ポスキアーボ駅を出発すると、ペアピンカーブを繰り返して高度をかせく。同じ教会が何度も見える。

3分後にも見えた。

ヘアピンカーブを繰り返すと、下にポスキアーボ湖が見える。

カバリア駅に到着。

カバリア駅で対向列車と交換。ベルニナ線は単線だ。

最初の氷河が見えてきた。

高度を上げ、またポスキアーボ湖が見えた。手前の左に通ってきた線路がある。

アルプ・グリュム駅に到着。ここにも箱根登山鉄道の駅名板がある。

今度は左手にビアンコ湖が見える。森林限界を越え、木がなくなった。

ビアンコ湖が続く。もうすぐオピツィオ・ベルニナ駅だ。

オスピツィオ・ベルニナ駅に到着。駅は湖畔にある。

オスピツィオ・ベルニナ駅は標高2,253メートルで、通常の鉄道としては
ヨーロッパで一番高い。

また氷河が見えた。

相変わらず急カーブが続く。

ベルニナ・ラガルブ駅で対向列車と交換。客車の後ろに貨車を連結した混合列車だ。

ズロバス駅は花で飾られていた。

ポントレジーナ駅に到着。対向列車が待っている。

列車から見たポントレジーナ駅のプラットホーム。

終着駅のサンモリッツ駅に到着。

サンモリッツ駅の駅舎。