ルーマニアからブルガリアを経てトルコへ2012年11月26日 10:12

ルーマニアのブカレスト北駅からドナウ川を渡りブルガリアへ、そしてトルコのイスタンブール・シルケジ駅まで夜行列車で行った。ブルガリアとトルコの間は深夜で車外に出られず、詳細は不明。

■2007年6月8日~9日
499・81031列車(ボスポラス号)
ブカレスト北駅(13:24)→イスタンブール・シルケジ駅(8:25)

ブカレスト北駅の駅舎。この駅も行き止まり式の駅だ。プラットホームの数は多く、にぎやかだ。

前日乗った460列車の姉妹列車の461列車(ビデレ駅までは465列車)。やはり3両編成だ。

車掌は前日の列車の車掌だった。

アラド駅へ行くIC525列車。こちらは幹線で電気機関車が牽引。客車も多く、その設備も良い。

出発案内板。列車の本数も多い。

イスタンブール行きはたったの2両編成。ビデレ駅までは電化しているが短距離(約1時間)なので、ディーゼル機関車が牽引する。

列車の前はルーマニア鉄道(CFR)、後ろはトルコ国鉄(TCDD)の所属だ。

座席は前のルーマニア鉄道の寝台車。

乗車した客車の行き先案内。

ビデレ駅でブダペストからの客車1両(ハンガリー国鉄)を連結。

出発準備が完了。3両になった。

ルーマニアの国境駅のジュルジュ駅に到着。隣には姉妹列車の498列車が遅れて到着。このブルガリアの機関車が国境区間を牽引するようだ。

ジュルジュ駅の駅舎。全員のパスポートは係官が回収し、チェックの後で返却された。客車の天井まで開けて不審物(密輸品)がないか調べていた。

鉄道・自動車併用橋のたもとの堂々としたゲートを通過する。

進行方向左にあった道路が徐々に鉄道の線路の上に乗って来る。

鉄道の橋には国境を示す標識がない(YouTubeによると道路にはある)。ここら辺が国境だろうか。

ブルガリア側のゲートを通過。「1952」は橋の工事を始めた年(完成は1954年)。

ブルガリアの国境駅のルセ駅に到着。ブルガリア国鉄のディーゼル機関車はここまで。ここからは電気機関車が牽引する。

快走する列車。ルセ駅で先頭に1両増結されたようだ。

ゴルナ・オリャホビツァ(Gorna Oryahovitsa)駅に到着。ここで電気機関車が交代する。

この電気機関車がディミトロブグラード(Dimitrovgrad)駅まで列車を牽引する。もう夕方だ。

途中の駅に停車。午後の8時30分だが、まだ明るい。

ディミトロブグラード駅に0時過ぎに到着。真夜中だ。ここでソフィアからの客車を連結し、ディーゼル機関車に公開して国境に向かう。外に出て写真を撮りたいが寝台車の車掌がOKしない。なお、ディミトロブグラード駅はセルビアにもあり(国境駅)、ややこしい。57分遅れの1時12分に発車。
深夜の大平原では星がよく見え、なかなか寝られない。

トルコの国境駅のスビレングラート(Svilengrad)駅でパスポートの回収・返却があった。66分遅れの3時06分に発車。

トルコの国境駅のKapıkule駅に到着。ここからは電化区間になる。そのためブルガリア国鉄のディーゼル機関車はここまで乗り入れたと思う。隣のプラットホームにイスタンブールからの列車が到着した。
停車してもなかなか入国手続きが行われない。仕方なくうとうとしていたら4時40分頃に、「パスポート」の声で起こされ、駅の事務所に向かう。空が明るくなってきた。1時間31分遅れの5時01分にようやく発車した。

睡眠不足でぐっすり寝て、起きたらもうイスタンブールの郊外だった。先頭の電気機関車が国境から列車を牽引して来たのだろう。客車と似た塗装をしている。

イスタンブール・シルケジ駅の構内に入った。左に見えるのは近郊電車のようだ。

イスタンブール・シルケジ駅に1時間19分遅れで到着。

昼下がりのシルケジ駅のプラットホーム。長距離列車は少ない。

シルケジ駅の駅舎。トルコ人は親日派だ。写真を撮っていたら、「シンカンセン」という声を掛けられた。

イスタンブールにもトラムが走っている。これは最新型。

シルケジ駅はボスポラス海峡の近くにある。フェリーからシルケジ駅のあるヨーロッパ側を見る。あちこちにモスクが見える。

フェリーでは軽い飲み物を売っていた。お茶を飲んだ。

ヨーロッパとアジアを分けるボスポラス海峡。少し波が立っている。

アジアのイスタンブール・ハイダルパシャ駅は海峡沿いにあった。

ハイダルパシャ駅のプラットホーム。昼時のせいか、ひっそりしていた。

ハイダルパシャ駅に到着した列車。