ブルガリアからルーマニアへ2012年11月21日 10:41

ブリガリア国鉄(БДЖ/BDZ)の国境駅はルセ(Ruse)駅、ルーマニア鉄道(CFR)の国境駅はジュルジュ(Giurgiu)北駅。国境をドナウ川が流れている。
ブルガリアとルーマニアは共に東ヨーロッパ時間を採用している。

■2007年6月7日
460列車(ビデレからは468列車)
テッサロニキ駅(0:04)→ブカレスト北駅(19:17)
 ※実際はソフィア中央駅(8:21発)から乗車

朝のソフィア中央駅。コンクリート造り。少しもやがかかっていた。

駅のホールには小さな蒸気機関車と客車が展示されていた。

ホールの列車案内表示。キリル文字でさっぱりわからない。「15」は遅れ時間か。

テッサロニキから列車が到着。列車は駅でスイッチバックしてブカレストへ向かう。

先頭の寝台車をプラットホームに残して、それ以降の客車は引き上げた。

ブカレスト方向から6両の客車が機関車に押されて入って来て、寝台車に連結。

2等座席車のコンパートメント。4人掛けだ。

女性の駅員が出発合図。53分の遅れだ。

殺風景な駅だが、プラットホームの数は多い。

3両目の客車から前方を撮影。

先頭の客車から後方を撮影。幹線で複線が続く。

Mezdra駅で停車。隣には4両編成のクラッシックな近郊電車。

駅員が出発合図。やはり53分遅れ。遅れは回復できない。

Pleven駅に停車。重厚な造りの駅だ。

Levski駅。似た駅舎は他でも見かける。

すれ違ったディーゼル動車。ブルガリア国鉄は古い車両が多いが、たまにはこのような新たに導入された車両も走っている。

小さな駅にはこのように木に囲まれた駅も多い。

ゴルナ・オリャホビツァ(Gorna Oryahovitsa)駅に到着。この近くまで複線。

この駅は黒海方面への線路が分岐する鉄道の要所だ。

食堂車がないので、駅の売店でパンとビールを購入。

単線のため停車して列車交換。

時刻表を見ると、姉妹列車の461列車のようだ。

この客車はルーマニア鉄道の寝台車。

姉妹列車が通過し、こちらも発車する。駅はDev-Mogili駅か。

ようやく国境駅のルセ駅に1時間26分遅れで到着。

ルセ駅では前2両の客車を切り離した。左にブルガリア国鉄のディーゼル機関車が待機。出国チェックがあり、またいつ発車するか分からないので、プラットホームに出られない。

国境駅の間を牽引するブルガリア国鉄の機関車がやってきた。旧ソ連でよく見かけるディーゼル機関車だ。

隣のプラットホームにブカレスト北駅発・イスタンブール駅行きの列車(ボスポラス号)が到着。

この日は4両編成だった(翌日乗った時は3両)。

進行方向左から自動車道路が近づき、頭上に上がった。このドナウ川の橋は鉄道(下)と自動車(上)の併用橋だった。

列車はゆっくりと橋を進む。川の中央が国境だろうか。鉄道には国境を示すものはなかった。

どうやらルーマニアに入ったようだ。

頭上の自動車道路が降りて来て、右側に移つる。

進行方向右手の自動車道路が真横になる(後ろを振り返って撮影)。

橋の始まる場所には堂々とした2つの建造物があった(ブルガリア側にもある)。

ルーマニアの国境駅のジュルジュ駅に到着。牽引してきた機関車は隣の線路に引き上げた。今度はどのような機関車になるのか。外に出たいのだが、出られない。

ジュルジュ駅の駅舎。車内全員のパスポートを回収し、事務所でチェックして、車内で返してくれた。パスポートを持って行かれると少し不安だ。

ビデレ(Vedele)駅に到着。この駅はブカレストとハンガリーのブダペストを結ぶ幹線上にある。ここでブダペストへ行く客車を切り離す。

分離作業があるので、ようやく外に出て機関車の写真を撮影できた。

隣の線路に転線し後部の客車を切り離す。


ブカレスト北駅に55分遅れで到着。結局、客車は3両になっていた。

これはルーマニア鉄道の電気機関車。工場を出たばかりなのかピカピカの塗装だった。

ブカレスト北駅の構内。とてもにぎやかだ。