リトアニアからポーランドへ ― 2012年08月11日 19:20
旧ソ連のリトアニアの軌間(ゲージ)は広軌の1520ミリ。一方、ポーランドは標準軌間の1435ミリ。国境ではこれをどのように克服しているのだろうか。
リトアニアの国境駅はMockava駅、ポーランドの国境駅はトラキシュキ駅。2007年12月21日から両国ともシェンゲン圏になり、パスポートチェックがなくなった。
■2008年6月11日
193列車
ビリニュス駅(11:40)→シャシュトカイ駅(リトアニア)(14:43)
91002列車
シャシュトカイ駅(15:08)→ワルシャワ西駅
※実際に乗ったのはワルシャワ中央駅(20:30着)まで。
リトアニアの国境駅はMockava駅、ポーランドの国境駅はトラキシュキ駅。2007年12月21日から両国ともシェンゲン圏になり、パスポートチェックがなくなった。
■2008年6月11日
193列車
ビリニュス駅(11:40)→シャシュトカイ駅(リトアニア)(14:43)
91002列車
シャシュトカイ駅(15:08)→ワルシャワ西駅
※実際に乗ったのはワルシャワ中央駅(20:30着)まで。
ビリニュス駅の時刻表示盤。
時刻表どおりにバルト海に面したクライペダ駅からG18列車が到着した。
193列車は3両編成の気動車(DMU)。
リトアニアの駅は個性的だ。この駅は無人駅のようだ。
この列車はカウナス駅に寄らず、その近くをショートカットする。なお、リトアニア
は大部分が非電化で、首都ビリニュスと第2の都市カウナスの間だけが電化区間で、電車(EMU)が走っている。
は大部分が非電化で、首都ビリニュスと第2の都市カウナスの間だけが電化区間で、電車(EMU)が走っている。
Jūrė駅の女性の駅員さん。出発合図票を持っている。
駅員さんは出発合図を終え、事務室に。
この駅もなかなかいい雰囲気だ。
セカンドクラスの車内。外観とは違い、改装されてきれいだ。貫通ドアの上に電光掲示板もある。
マリヤーンポレ(Marijampolė)駅。
シャシュトカイ駅に定刻より遅れて到着。
プラットホームの反対側にはポーランドの列車。標準軌間はここまで来ていた。接続時間が短く十分に写真を撮れなかった。
ポーランドの列車の行き先表示板(サボ)。
ビリニュス駅から来たリトアニアの列車はすぐに折り返してビリニュス駅へ戻った。
ワルシャワ行きのポーランドの列車も接続客を乗せて、すぐに出発。左隣の線路は標準軌間の留置線。
標準軌間の留置線と合流。
左側の広軌の線路と間もなく合流。
広軌と標準軌のデュアルゲージ。標準軌間は左から2番目と4番目のレールを使用する。
デュアルゲージは次の国境駅のMockava駅まで続く。
列車の最後部から見たリトアニアの国境駅のMockava駅。デュアルゲージは直前で終わり、広軌は右側に分岐する。広軌は貨物を(リトアニア国内に)運ぶためにあるのだろうが、どの程度使っているのだろうか。
リトアニアの国境駅のMockava駅も女性の駅員さんだった。
Mockava駅を出発して、リトアニアとポーランドの国境に向かう。
国境を通過して、ポーランドの国境駅のトラキシュキ駅に到着。踏切の後ろにあるのは昔の監視設備だろうか。
トラキシュキ駅。ここで簡単なパスポートチェックがあった。ここから東ヨーロッパ時間から中央ヨーロッパ時間になるので、時計を1時間早める。
列車はパスポートチェックが終わると出発する。チェックしたのはプラットホームの2人。左はローカルの貨物列車。
間もなくスバウキ駅に到着。この駅はスイッチバックだった。列車は左の列車の後部に連結する。
連結作業のため、列車はプラットホームからさらに進む。
今度はバックし、待っていた列車に連結だ。駅舎はレンガ造りで素晴らしい。
待っていた列車の後部に連結し、シャシュトカイ駅から牽引してきたディーゼル機関車はここで終わり。
待っていた列車の行き先表示板(サボ)。
針葉樹の林の中を快走する。
ディーゼル機関車に牽引された列車の前方。客車がカラフルだ。
列車の後方。結構長い編成の列車だ。
ビャウィストク駅に到着。ここはポーランド北東部の最大の都市だ。ここからサッカーユーロ2008に応援のためにドイツ・オーストリアに行くお客がたくさん乗り込んできた。
牽引してきたディーゼル機関車は交代する。
ここから電化区間で、電気機関車が接近してきた。左は任務を終えたディーゼル機関車。腕機信号機が珍しい。
連結を終え、出発準備が完了。
ワルシャワ中央駅に到着。この駅は地下にあるスルー(通過)タイプの駅。この列車のように東の方から来る列車は西駅まで、西の方から来る列車は東駅まで行く。
回廊列車 その2 ― 2012年08月07日 18:30
バルト海に面したロシアのカリーニングラード州はロシアの飛び地である。モスクワやサンクトペテルブルクとカリーニングラードを結ぶ列車はリトアニアを通過する。ロシア人はカリーンニングラードに自由に行き来できるが、ビザなしでリトアニア国内で乗降することはできない。
■2008年6月10日にビリニュスで目撃
80列車
カリーニングラード駅(9:49)→ビリニュス駅(15:29/15:49)→サンクトペテルブルク・ビテプスク駅(11:10)
■2008年6月10日にビリニュスで目撃
80列車
カリーニングラード駅(9:49)→ビリニュス駅(15:29/15:49)→サンクトペテルブルク・ビテプスク駅(11:10)
ビリニュス駅の外観。手前の架線はトロリーバス用。
ビリニュス駅の内部。天井が高い。
ビリニュス駅のチケット売り場。
跨線橋から見たビリニュス駅のホーム。3種類のディーゼル気動車(DMU)がいる。
回廊列車が到着。機関車はリトアニア国鉄のTEP70。
跨線橋から見た回廊列車。回廊列車はフェンスで囲われたホームに到着する。
回廊列車なので、停車してもロシア人はホームに出られない。ホームには誰もいない。
この列車には食堂車が連結されている。車両の上の文字はキリル文字で「レストラン」。
リトアニアの国内を牽引してきたディーゼル機関車はビリニュス駅で交換する。機関車は任務を終え、基地へ帰る。
ビリニュス駅はベラルーシ国境に近い。列車はここからベラルーシ国鉄のディーゼル機関車のに交代する。機関車はTEP70。
回廊列車の全景。機関車交換を終え、間もなく出発だ。
ビリニュス駅を出発する回廊列車。いつか乗ってみたいものだ。
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