ロシアからベラルーシへ2012年12月23日 10:30

ロシア鉄道(RZD)とべラルーシ鉄道(BŽD)の軌間は同じ広軌(1520ミリ)。
ロシアの国境駅はKrasnoy駅、ベラルーシの国境駅はOsinovka駅のようだが、長距離列車のロシアの国境駅はスモレンスク(Smolensk)駅、ベラルーシの国境駅はオルシャ(Orsha)駅。両方の駅は119キロ離れている。

■2011年7月11日
13・442・440 列車(モスクワ急行)
モスクワ・ベラルースキー駅(8:00)→ベルリン中央駅(8:08)
 ※実際はモスクワ・ベラルースキー駅からミンスク中央駅(15:06着)まで乗車。

朝のモスクワ・ベラルースキー駅の駅舎。

モスクワ・ベラルースキー駅の構内。手前は5・6番のプラットホーム。乗車する列車は奥のプラットホームから発車する。

乗車する列車の電気機関車。この機関車はチェコ製のChs7型。連結器が中央の自動連結器なのに注意。ロシアはヨーロッパと異なり、自動連結器だ。

反対のプラットホームから見た電気機関車。2両で構成されている。電化方式は直流3,000ボルト。

チケットをチェックする客室乗務員。列車は7両編成。

ミンスク駅まで乗ったのは最後部のこの客車。

客車はコンパートメント型。

長距離列車なので、シートは寝台になる。チケットは発車後に車掌が回収(ミンスク中央駅の手前で返却)。

車内に掲示してあった時刻表。この列車の一部は曜日によってはパリ北駅まで行く(450 列車)。そのため、パリ北駅の発着時間が書いてある。また下には経由する主な都市の紋章が表示。一番右がパリ市の紋章。


モスクワ・ベラルースキー駅を発定刻に発車。

モスクワ近郊の駅を通過。モスクワ方向へ向かう近郊列車(電車:エレクトリーチカ)とすれ違った。10両か12両のER2T型だ。

2時間半でヴャジマ(Vyazma)駅に到着。

乗客はプラットホームへ。大部分が喫煙のためだった。

プラットホームを前に進むと電気機関車の交換中だった。

今度の電気機関車はチェコスロバキア製のChS4T型。交流25,000ボルト用だ。実はこの駅は電化方式の切り替え駅だった。

発車を待つ列車。

隣の線路を今まで牽引して来た電気機関車が通過。

ヴャジマ駅を定刻(10:38)に発車。

スモレンスク駅に到着。長距離列車の国境駅(次の停車駅はベラルーシ)なのに電気機関車の交換はしない。

短時間の停車でスモレンスク駅を定刻(12:20)に発車。

ベラルーシの国境駅のオルシャ駅に到着。

列車の後部にサンクトペテルブルク駅からの2両の客車を連結。

連結後の列車。サンクトペテルブルク駅からの客車はなぜか背が低い。

電気機関車の交換はなかった。ロシアのスモレンスク駅からベラルーシのミンスク駅まで牽引するようだ。この機関車はベラルーシ国鉄の所属の機関車なのだろうか。

食堂車は乗車した客車の隣だ。1時間近くいたが利用者は私だけだった。

缶ビールとサラダを注文。

缶ビールをお代わり、豚肉料理を追加。両方ともおいしかった。

食事がおいしかったので扇子をプレゼント。とても喜んで、2人でポーズ。

ミンスク中央駅に到着。列車の前部に2両の客車を連結。

前に客車を2両連結したが、電気機関車は交代しなかった。このままベラルーシとポーランドの国境へ向かうようだ。

電気機関車の運転室に入れてもらった。

発車を待つ列車。

列車はミンスク中央駅を定刻(15:33)に発車しベルリン中央駅に向かった。

新しいディーゼル機関車のTEP70BS型。ベラルーシ鉄道は非電化区間が多い。

これは新しい近郊電車。

ミンスク中央駅の駅舎の内部。最近の建物できれいだった。

駅舎の正面。

駅に掲示してあった主要路線の距離(キロ)案内。なぜか新幹線の100系のイラストが。

駅前にはトラムが走っていた。