旧ユーゴ その5 (ギリシャからマケドニアへ)2012年10月26日 13:02

ギリシャ国鉄(OSE)の国境の駅はIdomeni駅、マケドニア鉄道(MŽ)の国境の駅はゲブゲリヤ(Gevgelija)駅。両国の電化方式は共に交流25,000ボルト。ギリシャは東ヨーロッパ時間、マケドニアは中央ヨーロッパ時間を採用している。
 
■2010年9月12日
334列車
テッサロニキ駅(17:05)→ベオグラード中央駅(5:59)
※実際にはスコピエ駅(20:17着)まで乗車。

テッサロニキ駅の駅舎。アテネ駅よりも立派だ。テッサロニキはギリシャ第2の都市だ。

駅舎のチケット売り場。

プラットホームにあった色々な列車の行き先板(サボ)。

テッサロニキ駅は鉄道の交差駅なので、色々な列車をみることができる。これはアテネ駅からの急行列車。途中に非電化の区間(大規模な改良工事中だが完成するのだろうか)があるので、ディーゼル機関車が牽引する。

これは4両編成のディーゼル動車(DMU)。側面のいたずら書きがひどかった。

最近導入のディーゼル動車。駅員が出発の合図をしている。

ベオグラード中央駅へ行く列車。前からギリシャ、セルビア、マケドニア、セルビア、ハンガリーと国際色豊かだ。

電気機関車の連結準備中。この後、写真撮影を制止された。

仕方なく、後方からこっそり撮影。

一番後ろの客車はブダペスト東駅まで行くようだ。テッサロニキ駅を出発すると係官がパスポートをチェックを始めた。途中駅からの乗客もチェック。

1時間弱でギリシャの国境駅のIdomeni駅に到着。全員のパスポートを回収したら客車の外に出ても大丈夫だ。写真撮影もOK。国境駅は緊張感が漂うのが普通だが、この駅はリラックス。やっぱりギリシャ。機関車はこのままマケドニアの国境駅まで行くようだ。

さらに駅の構内には免税店があった。空港では当たり前だが、鉄道の国境駅にあるとは。初めて見た。記念にドリンクを購入。

免税店とは反対側に入出国の事務所がある。

事務所でパスポートを返してもらう人々。係官が名前を読み上げる。

後ろから見た列車。最後部はハンガリーの客車だ。隣には貨物列車。

人気が無くなったIdomeni駅の駅舎。時刻表上での停車時間は36分。

数分でマケドニアの国境駅のゲブゲリヤ駅に到着。係官が入国カードを配布。しばらくしてそれを回収し、パスポートにスタンプ。機関車の交換があったはずだが、外に出られない。

発車近くになって乗客がプラットホームに現れた。見送りの人も多い。今日は日曜日だ。もうプラットホームに出てマケドニアの機関車の写真を撮ってもいいようだが、列車が遅れていて、いつ発車するかわからないので断念した。時刻表上の停車時間は29分。

出発の合図をする駅員。テッサロニキ駅からスコピエ駅までは単線だ。

次第に暗くなってきた。
スコピエ駅に到着したときは真っ暗。牽引して来た電気機関車の写真を撮らずにタクシーに乗ってホテルに向かった(この運転手が無責任で、違うホテルに降ろして逃げるように去って行った。請求された料金も高かった)。