モスクワの駅 その2 (ヤロスラフスキー駅)2013年01月19日 13:25

次はモスクワ・ヤロスラフスキー駅です。モスクワ・レニングラーツキー駅の隣にあり、シベリア鉄道の列車などが発着します。1862年に開業。

■2011年7月8日に撮影

ヤロスラフスキー駅の駅舎。長距離列車と近郊列車(エレクトリーチカ)のプラットホームは駅舎の後ろに離れてあり、この駅舎とはつながっていない。

宿泊したホテルから見たヤロスラフスキー駅(奥)。手前はレニングラーツキー駅、両駅に挟まれて見えるドームは地下鉄のコムソモーリスカヤ駅の屋根。この写真は7月11日に撮影。

朝は夜行列車の到着が多い。チェコスロバキア(当時)製のChS7型に牽引されたチェレポヴェツ(Cherepovets)からの125列車が到着。

隣のプラットホームではアルハンゲリスク(Arkhangel'sk)行きの16列車(10:05発)がまもなく出発。

機関車の後ろには郵便車が連結されている。

隣にはまた夜行列車が到着。キ-ロフ(Kirov)からの31列車「Vyatka(ヴャトカ)」だ。

31列車にはこんなきれいな塗装の客車も連結されていた。

16列車が定刻に発車していった。これで午前の撮影は終わり、夕方にまた訪問することにする。

列車時刻案内板。7月8日は金曜日で、偶数日に到着のウラジオストック発の1列車「ロシア」と金曜日に到着の北京発(ハルピン経由)の19列車を見ることができる。

時間どおりにChS7型の電気機関車に牽引された1列車「ロシア」が到着。9250キロの旅だった。

列車の前3両は郵便車や荷物車のようだ。

窓の上にはキリル文字で「ROSSIA」と書いてある。

列車の最後部。

15分後、プラットホームの反対側に、時刻どおりにChS7型の電気機関車に牽引された19列車が北京から到着。8961キロの旅だった。

機関車の次は荷物車。

2両目からが普通の客車。

前の客車はキリル文字で、後の客車は漢字で列車の区間が書いてある。客室乗務員はロシア鉄道のようだ。

このように1つのプラットホームにシベリア横断鉄道の列車が並ぶのは2週間に一度だけだ。

ヤロスラフスキー駅には長距離列車の他に近郊列車が発着する。これは駅舎の裏のチケット売り場と改札の建物。

近郊列車は電車(エレクトリーチカ)で、そのプラットホームは長距離列車のプラットホームよりはるかに多い。モスクワの9駅の中で一番乗降客が多いと言われているのは近郊列車の多さによるのだろう。

新しいエレクトリーチカ。